# 「気づくだけでなく、そもそも起こさない」：報告だけの監視を、見つけてその場で埋める形に作り替えた

> 取りこぼしの監視は報告するだけで、人が気づくまで埋まらなかった。見つけたその場で記事を作る形にし、黙って捨てる分岐にログを入れ、リンクが無い記事も応募方法を出した。カバー率は 92% から 100% に。

- URL: https://koshinstudio.com/notes/fill-the-gap/
- 公開: 2026-10-17
- 書いた人: Koshin（https://koshinstudio.com/about/）
- サイト: Koshin Studio

  English version (https://koshinstudio.com/en/notes/fill-the-gap/)

トレカダッシュ 開発の記録 ／ 2026年8月

  iOS アプリ「トレカダッシュ (https://koshinstudio.com/works/torecadash/)」の目標は、抽選の情報を、もれなく出すことです。ユーザーからの指示は、「気づくだけじゃなくて、そもそも取りこぼしが起きないようにして」でした。

  この記事は、2026 年 8 月 27 日に、監視を、「見つけて報告する」から、「見つけて、その場で埋める」に作り替えた記録です。

  数字は、2026 年 8 月 27 日の作業の記録から書いています。

## 報告だけの監視は、人が気づくまで埋まらない

  それまでの、取りこぼしの監視（reportCoverageGap）は、報告するだけでした。人が気づいて、手で流すまで、穴は埋まりません。見つけたその場で、記事を作る（埋める）ようにして、1 日 3 回（取り込みの後）に走らせました。

- 記事を作る経路は、すでにあるものを使います。重複は、既存の判定（hasExistingCoverageForStore）が防ぎます。

- 取り込み側が、正しく動いていれば、ここは 0 件で終わります。ここで記事が作られるのは、取り込み側に、まだ穴があるという意味です。件数は、「残っている穴の大きさ」として読みます。

## 黙って捨てる分岐に、ログを入れた

  ある関数（touchLastSeenIfExists）の早期の return が、何も言わずに次へ行く、唯一の分岐でした。ほかの分岐は、全部ログを出すのに、ここだけが無言でした。そのせいで、「24 店が、同じ記事 ID になる」という、別の穴が、長く見つかりませんでした。無言で捨てる分岐は、見つからない穴の、住処です。

## リンクが無い記事でも、「どう応募するか」は出す

  応募リンクが分からない 32 件のうち、17 件は、相手の表にも、URL が無いものでした（店のアプリや、店頭の QR など）。ただ、相手は、「応募方法」や「応募条件」を、文章で書いています。それを取り込んで、応募方法を判定する処理に渡しました。「応募先が分かりません」と出すより、「アプリで応募」や「店頭の QR コードから応募」と出すほうが、役に立ちます。

## 修復の対象から、漏れていた記事

  「応募リンクが分からない」という印が付いた記事でも、アプリ限定の店でも、行き先がまとめでもない場合は、修復の対象に、一度も入りませんでした。34 件のうち、対象は 15 件だけでした。印そのものを、対象の条件にしました。

## 最終の数字

     | 前 | 後

      取りこぼしのカバー率（相手 1 サイト・24 件に対して） | 92% | 100%（途中 96%）

      表示中の記事 | 1,444 件 | 1,488 件（＋44 件）

      応募リンクがある記事 | 97.4% | 97.8%

  ただし、100% は、1 つのサイトに対しての数字です。X のまとめの取りこぼしの調査では、3 店舗が出ましたが、保存された本文が 500 文字で切られていたので、これは下限です。X の監視が再開したあとで、測り直すことにしました。

## 分かったこと

> 気づく仕組みは、埋める仕組みまで、つなげる。

- 報告だけの監視は、人が気づくまで埋まらない。見つけたその場で、埋めます。

- 埋める件数は、「残っている穴の大きさ」。0 になるのが、本来の姿です。

- 黙って捨てる分岐に、ログを入れる。1 か所の無言が、穴を長く隠します。

- 応募リンクが無くても、応募方法は出せる。「分からない」より、「アプリで応募」。

- 修復の対象は、印そのもので決める。条件の組み合わせでは、漏れます。

- 100% は、測った範囲での数字。下限と書きます。

  この話に出てくるもの

- トレカダッシュ (https://koshinstudio.com/works/torecadash/) — トレカの抽選・予約・先着の情報を集める iPhone アプリ

- 競合サイトと突き合わせて、取りこぼしを数えた (https://koshinstudio.com/notes/coverage-check/) — 取りこぼしを数えた話

- 本物の抽選を、静かに捨てていた 4 つの実例 (https://koshinstudio.com/notes/silent-discard/) — 黙って捨てる話

- X 監視の漏れ 4 つ (https://koshinstudio.com/notes/x-monitoring-gaps/) — 監視の穴の別の話
