音は聴けないので、波形を測った:すし積むの和楽器を、WebAudioで作る

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すし積む 開発の記録 / 2026年10月

すし積むの音は、音声ファイルを一つも使っていません。ブラウザの音の機能(WebAudio)で、和楽器を、その場で合成しています。問題は、作っている最中、私には、音を聴く手段が無かったことです。そこで、波形を測って、音量を調整しました。コミットに残っている数字で書きます。

なぜ、音声ファイルを使わないのか

外部のライブラリや音声ファイルを使うと、ゲームを 1 つのファイルとして配る(オフラインでも動く)形が、壊れてしまいます。そこで、箏(爪弾き)、太鼓、拍子木、鉦(かね)を、WebAudio の部品から合成して、陽旋法(日本の音階)で曲を組みました。

音が聴けないので、波形を測る

音量のつり合いは、本来、耳で決めるものです。でも、この作業では、聴けませんでした。そこで、同じ合成の関数を、書き出し専用の音の部品(OfflineAudioContext)に張り替えて、音を波形として書き出し、最大の振れ幅(ピーク)を測りました。

最初の状態は、こうでした。

調整したあとは、BGM のピーク 0.179 の下に、効果音が、階段状に並びました。

音ピーク
BGM(基準)0.179
合体0.16
3 連鎖0.48
大トロ0.49
ゴールデン0.85
大当たり0.81

歪みは、なくなりました。「ありがたみのある音ほど、大きい」という順序が、数字で確かめられます。ただし、耳で聴いて心地よいかは、この方法では、分かりません。

番付も、実測で引き直した

音と同じ日に、番付(ランク)のしきい値も、見直しました。自動プレイを 12 回まわして、点の分布を採ると、こうでした。

モード点の範囲置いた手数
お任せ12,532〜22,413172〜267
お品書き20,992〜46,395171〜306

それまでの基準(伝説=30,000 点)では、工夫のない自動プレイが、最高位になってしまいました。そこで、しきい値を、その上へ引き直しました(0 / 4,000 / 10,000 / 18,000 / 30,000 / 50,000 / 85,000)。お品書きは、点の出方が約 1.8 倍なので、同じ比率で伸ばしています。両方の自動プレイが「中堅職人」で止まり、花板から上は、腕次第になりました。

翌日に、120 戦まわして、当たり方も測りました(若手 6%、中堅 32%、花板 40%、大将 14%、伝説 8%)。自動プレイは、人より上手いので、下の二段には落ちません。下の二段は、人が遊ぶときに効く前提の並びです。

連鎖の出し方も変えた

分かったこと

聴けなくても、測れる。

この記事の数字は、コミット(2026年9月7日、9月8日)の記録から取りました。この日のあとに、ネタの寸法が変わったため(穴子の記事)、いまの点の範囲やしきい値は、ここに書いたものとは違います。

この話に出てくるもの

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